愛の巣写真と小説集

愛の巣写真と小説集です

えろす友子

えろすかろす物語-1-

人間として生きていくのに、何が必要かといえば、食べることとセクスすること。このふたつの必須条件を満たす必要があります。
身体を養う<食べること>、心を養う<感じること>。主に、ここでは<感じること>のなかで、エロスとカロスを中心に、フィクションしていきたいと思っています。

これから始まるフィクションは、エロス&カロス雑感。
まあ、読み物として、感じていただければ、うれしいです。
物語は、男と女がいる場所を中心に描いていきます。
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牡丹の花が咲く頃は5月初め。そこかしこに赤や紫や青い牡丹の花が咲いている。牡丹は女の艶やかさ。友子の着物の柄も牡丹です。 
友子は二十歳、ひとまわりうえの許婚に可愛がられています。可愛がられるのも二十歳になって、その体を可愛がられるのです。愛は体を求める。友子の愛と許婚の愛が、その愛の夢をむさぼる。愛の証は、軽いキッスから始まって、最後には秘所結合となっていくのです。その秘所結合に至るまでのプロセス、これが普通なのか特殊なのか。友子の許婚はフェティッシュ、いいえ男も女も、いってみればフェティッシュです。

友子も許婚も匂いに惹かれる。友子は男の精液の匂いに、許婚は友子の愛の蜜の匂いに、それぞれ惹かれてしまいます。お互いの愛が夢をむさぼっていくと、この匂いが発散されて、また、この匂いに誘発されて、愛の磁場が盛り上げられていくのです。友子の可愛い乳房が、許婚に吸われていくとき、友子は軽い刺激を体に感じ、痺れるような磁波を頭に感じます。
<ああ~もう~いい気持~!もっと~そこ~!>

友子は、許婚の舌先が、乳首をなめてくれる、ぴりぴりした刺激を受け入れる。
<ああ~ゆきさん、もっと~して~!>
お股にも指がふれられてくると、友子は軽い目眩を覚えてしまう。

友子と由紀夫は許婚、友子が二十歳で由紀夫が一巡りうえ。由紀夫は織物問屋の御曹司、友子は遠縁にあたる大学生。友子は美学を学んでいますが、興味ある分野は浪漫。絵画や文学に表れたるエロス。由紀夫の手元には、旧家、蔵のなかに浮世絵や縛り得が保存されているのです。友子は、その保存されている資料を、見せられたことがありました。大学に入って2年目のこと、19歳の夏。浮世絵は春画、縛り絵は錦絵。いずれもこの文化の中で創作された秘蔵絵。友子は、許婚由紀夫に身体を許すようになった二十歳の春、この浮世絵や錦絵の表れたる女、由紀夫がこのイメージを友子に求めていることを感じた。

友子が今日も学校を終えて夕方に、由紀夫のところへやってきた。清楚な、いかにも美学を学ぶ女子大生といった格好で、肩まで伸ばした黒髪、すらっとしているけれど肉つきのいい身体の線。いかにも着物姿が似合いそうな肌色は、ほんのり艶やかさを醸し出している。美貌の学女子生といえばいい、目鼻立ちも揃っていてその美貌はひときわ目立つ。
由紀夫はこの友子を占有し、自分好みの女に仕立て上げることに、快感を得る。友子の今日の訪問は、浮世絵を見たいとの要望で、それを見せる準備をしていた由紀夫。絵を見た後の乳繰り合いで、友子の女の匂いを想像していた。

「この浮世絵は、女が上から、ほら、上からのっていく図となっているでしょ~」
「そうだね、友子も上から乗りたいんかな~?」
「いや~そんな~わたしは、そんなことしません~」
友子は少し顔を紅潮させながら、男と女の交合図を眺める。男と女の交情、すでに前戯に入った友子と由紀夫です。
結婚とゆう儀式が、セクスを公然と認めることだとしたら、結婚を願望しない男女は、どのようにしてセクス欲望を処置していくのでしょう。友子は、結婚を拒否したわけではなく、むしろ先に結婚相手を決めた。決めたなかでのセクスだから、それは許されていいことだと思っている。

セクスの形はいろいろある。美学を勉強する友子の興味は、浪漫エロスの具体的な形です。由紀夫の美意識が、浪漫的だというので、友子の興味と合流するのだけれど、浮世絵の春画に見る人間の性を、今世に再現させたいと思う二人なのです。
「友子は浮世絵や錦絵、それもエロっぽいのが好きだけど、それって何なんだろね?」
「まあ、そんな~わたしだってわからないけど~感じちゃうん~!」
そういいながら、由紀夫は友子の肩に手をかけ、浮世絵を見る友子の身体を起こし、抱きしめる。友子は、予期していたように由紀夫に身体を預ける。由紀夫はソファーに座り込み、畳に座ったままの友子を、ソファーの上から眺め入り、そうして顔をあげさせて、愛撫する。

友子のセーターの裾をめくり上げ、ブラの上から手を差し入れる。二十歳の女はもう大人、とはいえまだ蕾のような固さもある大人。乳房を手の平で撫ぜる由紀夫の思いは、このあとの成り行きであった。一段一段と階段を上がるように、友子の身体を誘導してきた。今日あたりは、少し紐でも巻こうか、と思う。乳房を弄りながら、フェラさせることはできる。
「ああ~ゆきさん~わたし~どうしょ~ああ~!」
「そのままでいいんだよ~ほしくなってからで、いいんだよ!」
由紀夫は友子の着けているセーターの前部を首に回し、ブラのホックを外してやり、乳房を露にさせるのでした。そうして友子の恥らう容子を伺いながら、乳首をつまみ、揉んでやるのです。膝立ちの友子、乳首を抓まれて感じだし、由紀夫の膝の上においた手を、ちょっとためらいながら、ベルトを外し、チャックを下げ、ブリーフの上から棒を弄る。由紀夫はそんな仕草の友子の肩を引き寄せ、股間に顔を埋めさせるのでした。

ソファーに座ったままの由紀夫の固くなった竿を握った友子。由紀夫には乳首を揉まれながら、その竿を口に咥えてしまいます。
「ねえ、友子、今日のいい気持は、どこまでいこ~かな~!」
「うううん~さあ~ゆきさん~ああ~おまかせ~です~!」
友子は竿を口の中に含みながら、由紀夫の言いなりになろうと思っているのです。
由紀夫の腕が友子の腰に回り、お尻を突き出させ、スカートをめくり、スキャンティを尻から剥ぐのです。由紀夫はソファーの前面にある鏡を見る。そこには、友子の後姿が映り、その奥に自分を見る。鏡の中の友子は、尻を剥かれて、四つん這いになっている。そうして由紀夫の股間に顔を埋めている。

由紀夫はピンクの帯締めを取り出し、二つ折りにして腰を回し締め、その先を友子の股間に通し、尻から腰へ持ってきて、腰の横紐に通して尻に戻し、再び股間をくぐらせて前へもってき、腰で結った。
「ああ~ゆきさん~ああ~わたし~!」
「うん?柔らかい紐、友子のふんどし」
鏡に映った友子のバック姿は、褌スタイル。由紀夫は、Tの字になった結び目を掴んで、引っ張るのです。ピンクの帯締めが友子の股間を締めつける。揺すると刺激が友子の股間に伝わる。
「あああ~ああ~ゆきさん、わたし~ああ~ん!」
友子は由紀夫の竿を口に含んだまま、股間の軽い刺激を受け入れるのでした。


庭に牡丹が咲きだして、ぽったりした赤紫の花弁を披露している。桜と牡丹とどちらが好み?って由紀夫は、友子に訊いたことがあった。友子の好みは牡丹。由紀夫は桜。友子が好きな牡丹が咲いている庭。由紀夫の居間から、この赤紫の牡丹が見える。陽炎のような蝋燭の光を入れた庭、牡丹の花弁がすぼまって、朝の光を待っている。

畳の上に広げられたままの浮世絵春画をちらちらと見ながら、由紀夫は友子に竿を舐めさせているのです。お尻を庭の牡丹のほうに向けて、柱の鏡にその格好を映す友子。由紀夫は友子の股間と腰を締めた帯留めを引っ張って、友子の肌から気持の内へ、刺激を送っているのです。
「さあ、友子、もっと膝を拡げなさい~」
「ううう~はあ~はいぃ~!」
「そうそう、やわらかい紐だから、痛くはないでしょ~」
「ああ~ん、はいぃ~ゆきさん~ああ~感じちゃう~!」
友子の手には由紀夫の竿が握られて、上下へとしごかせながら、帯留めが擦る股間の芯からの突き上げる感覚を受け入れる。

「さあ、友子、ボクの大切な友子、あの牡丹の花弁のように揺れ動いてごらん~」
由紀夫は鏡に映し出された友子の臀部、丸いぽっちゃりしたお尻を、風に吹かれて揺れ動く牡丹の花のように揺するように言うのです。
「ああ~んん~ああ、ゆきさん~わたし~ああ~」
膝を拡げてお尻を左右に振る友子。その真ん中を縦に割ったピンクの紐が、艶めかしい。友子の乳房を弄り、乳首をつまむ由紀夫の左の手指。右の手指を友子の後ろから、股間の芯に届かせて唇を拡げていきます。秘密の唇が拡げられ、ピンクの皮膚に紐がまつわり、そのj\紐を撫ぜ始めます。
「ねえ、友子、こうしていると幽玄だね!」
ああ~ゆきさん~わたし~もうがまんができない~ああ~もう~!」
「ゆっくりと、牡丹の夜をたのしむ春の宵~っていうところだね~」

友子は、さっきから由紀夫に股間を弄られ、乳首をつねられて、お肌の襞を刺激されているものですから、なお唇に竿を含み込んでいますから、気持はそぞろに浮ついて、もう紅潮しているのです。
「さあ、友子、ボクの膝にお乗りなさい!」
由紀夫は友子を立たせてから、膝を跨ぐように抱き寄せて、ソファーの上に友子を乗せ、そのまま腰を下ろさせる。由紀夫はズボンを脱ぎ、友子の股間が竿に当たるよう仕向けます。スカートを腰で丸めた友子。セーターの前を首の後ろにまとめた友子。膝の上にお股を拡げて座った友子。由紀夫は友子の手首を背中に廻し、友子の腰と股間を締めたピンクの紐で、その手首を合わせて結わえてしまいます。

「さあ、友子、これでもう手は使えない、ゆっくりと気持いい~させてあげるから、ね~!」
由紀夫の竿を、友子の股間の唇を拡げて中へ押し込むのです。
「さあ、乗っておいで、そ~っと・・・ほら、頭が入った~」
「あああ~入ってきます~ああ~!」
まだ開き切らない秘口の中へ、由紀夫の竿が埋め込まれていくのです。
こうして身体を合体させて、由紀夫は膝を動かしながら、友子の乳首を舌で突くように刺激を与える。
友子は身体を由紀夫に預け、股間秘口から突き上げられる快感を受け入れていくのです。

由紀夫の膝の上に跨った友子の股間に埋め込まれた竿が、秘口の奥へ埋め込まれ、粘膜質の襞に絡みついた。突き上げる鈍い快感に友子は、声を洩らせてしまう。
「ああ~ああ~ゆきさん~ああ~わたし~ああん~」
「ああ~いい子だね~、友子~いい子だ~もっと声だしてもいいんだよ~」
股間の秘所で絡まった由紀夫と友子。ゆっくりと快楽の気持を味わいながら、愛し合う心を確かめていく。
「ねえ、おねがい~もっとしていい~?ああ~うう~ん~」
「ああ~いいんだよ~もっと好きなように、お腰を動かして、いいんだよ~!」
柱の鏡に、馬乗りになった友子の後ろ姿が見える。髪の毛が肩の下まで垂れ、臀部が由紀夫の膝の上にある。

ピンクの帯留めで結わえられた腕と手がが背中に置かれ、手の平が握られては開かれる友子のバックスタイルに見入る由紀夫。縁先の向こうにみえる牡丹の花。由紀夫は鏡の中と牡丹の花を見やりながら、友子の艶めかしい色合いを感じる。
こうして友子をわが物にした由紀夫には、男としての魂胆が垣間見えだすのです。美貌の若い友子を嫁にして、日々に心が傾く幽玄浪漫な世界を演出したい!絵を描きたい!写真を撮りたい!由紀夫の心は、友子を愛の日々に封じ込めたいと思うのです。

由紀夫の指が友子の乳房を包み、乳首をつまみ、あめ色の粒を引っ張り、押し込みしながら、腰の竿が友子の愛液で濡れて火照っているのを感じる。二十歳の学生、友子。美学を勉強する友子。大学卒業後は由紀夫の妻となり、由紀夫の財力でギャラリーを運営するディレクターとなっていく友子。

友子を畳の上へ移動させ仰向けに寝かせる。そうして後ろから抱きかかえるようにして、鏡の前に友子を置いた由紀夫。鏡の中で正面を向いた友子を、後ろから肩をこえて乳房をまさぐり、腰へ廻して股間をまさぐり、鏡の中の友子の表情を観察する由紀夫。
「ああ~もお~あああ~ん、ゆきさん~わたし~ああ~いい~!」
膝を立てさせ、拡げさせ、胸を拡げて露出させ、後ろで結わえた手首の紐を肩から前へ垂らして股間をくぐらせ、後ろの手首で留められる。友子の上半身が前かがみになった。鏡の中の友子の姿は、立膝で股間に紐が通されて、ちょうど身体を半分に紐が割った格好になったのです。

「いいかい~友子、綺麗だよ~!友子は綺麗な肌してる~!」
「あああ~ん~うううんん~ああ~、ゆきさん~わたし~!」
由紀夫は友子の前へ回って立ち、腰の竿を友子の唇に含ませる。この光景を、密かにビデオカメラが捕えているのです。後ろ手に縛られた友子が立膝で座り、膝を拡げて、立った由紀夫の竿をしゃぶる、その光景。一本の帯留めで拘束された友子に、由紀夫は次の手を考えているのです。

小型のバイブレーターが持ち出され、後ろ手に縛られ股間を拡げて立膝で畳の上に座った友子の秘所に挿入しようとする由紀夫。背後から、鏡の中の友子を見ながら、拡げられた秘所口の紐をずらせて頭を宛がう。
「ねえ!友子、今夜は少し、変わったことしてもいい~!」
「ああ~ん~ゆきさん~わたし~とろけそ~!」
由紀夫の指が友子の秘所の唇を開き、その口にバイブの先を押し込んで、そうして抜き去り、再び押し込みだんだんと、深くへ押し込んでいく。
ゆきさん~わたし~あああ~わたし~!」
「友子、声だしてもいいんだよ~、だれも聞きや~しないから、ねえ、友子~」
「あああ~うう~んん~わたし~ああ~わたし~!」
友子の声質がしだいに喘ぎ、呻くようになってくる。ビデオカメラのマイクが、この友子の変性声をとらえていく。

庭を見る柱に立てかけられた鏡の中の友子を見ながら、由紀夫は手に持ったバイブを押し込んでゆく。乳首を摘まんでやると、友子はその刺激のせいで、いっそうの甘えたような悶える声を洩らすのです。
股間を縦に割ったピンクの紐をバイブの根元に巻きつかせ、秘所の中に固定して、由紀夫は再び立ち上がり、友子の口に竿を咥えさせるのでした。
「ああ~もう~ああ~んん~ゆきさん~わたし、こんなのはじめて~!」
「おお~友子~感じているのかえ~とも子~!」
「あああ~ん~スううう~ハああ~ああ~!」
硬く大きな竿を友子の唇に押し当てて、バイブの強度を上げていく由紀夫。その光景をビデオに撮って、鏡の中の友子に見入る。畳の上には浮世絵春画が広げられ、鏡の向こうのお庭には牡丹の花が咲いている、月夜の出来事です、幽玄。

小型のバイブが埋め込まれた友子の秘所。友子は膝を閉じ、腿を引き締めてバイブの振動と共振させる。
「ああ~ゆきさん~ああ~ゆきさん~わたし~だめ~!」
由紀夫の竿を唇で咬み、舌で舐めていく友子の口から、火照った身体をもてあますかのように甘~い声が洩れる。

「友子、お股をひろげたままにしておくんだよ~!お股を~!」
由紀夫の声が友子の耳には響き、股間を拡げる友子。でもバイブとの共振で、またもや股を締めてしまう友子。
由紀夫の手に別の腰紐が持たれ、友子の背後から首筋にあて、腰紐の一方を肩の上から、一方を脇下から通して、前に回して膝を担ぐように内側から通し、肩からと脇したへ戻して首筋に結わえてしまう。ちょうど襷がけの格好で、膝が拡げて肩にくるように、ああ~こうして股間を拡げたままで、バイブの振動を受け入れさせられる友子。

畳の上に尻を置き、二本の腰紐で結わえられた友子。膝小僧、拡げて肩に押し当てられて、秘所にバイブが埋め込まれてしまった友子。二十歳の学生、女の友子。正面の鏡に映し出された自分の姿をチラッと見てしまう友子。
<ああ~、こんな~恥ずかしい~ああ~もうわたし~!>
股間を露にした、そのあられもない自分の姿に、友子は思わず心に叫んでしまった。

<あああ~錦絵の~ああ~あった~こんな姿の錦絵が~あああ~!>
「友子、美しいよ~ねえ、友子~」
「ああ~ん~もう、ああ~ゆきさん~わたし~いきそお~!」
「綺麗な友子~!綺麗だよ~こんな姿の友子、綺麗だよ~!」
「ああん~ん~ゆき、さ~ん~わたし~もう、ああ~もう~!」
友子の身体が悶えてきて呻きが漏れ出して、由紀夫の手に持たれたバイブのスイッチが止められた。

友子の欲情は、若い身体が求める自然の理。植物にたとえたら、花が咲き出すエネルギーがみなぎるお年頃。由紀夫の性欲テクニックに次第に乗せられていく友子の身体。バイブのスイッチを一旦止めて、由紀夫は友子の身体への刺激注入を緩める。そうすることで友子のエクスタシー恍惚が、少し覚めてくる。このエクスタシー恍惚の中を行き来させる。意識。朦朧とした霧の中の切れ目をつくって、またエクスタシー朦朧へと導いていくのです。

「友子~いい気持なのかえ~だいぶ声がうわづっていたね~いいかい~!」
そういいながら由紀夫は再びスイッチをオンにする。びびびび~っとバイブが振動音を立てる。
股間を拡げ、膝小僧を肩にすれる寸前まで引かれた友子の身体。畳にお尻を置いて後ろの手首を由紀夫に持たれて、左右に揺すられながら、友子は身体をV字にして、気持を共振させる。
「あああ~ゆき~さん~~もう~わたし~ああ~いきそ~!ああ~ください~!」
由紀夫の竿が友子の唇の中に含まされ、友子は竿を舐めしゃぶる。この光景が鏡に映り、ビデオカメラが捉えてる。

女が醸すエロスは、性愛が伴うことで男の気持が昂ぶっていく。ところが単なる交合だけで終わらないのがヒト、男と女の性愛。初めがあって終わりがある性愛の波は、そのつど身体の形を変えながら、女の秘所口に男の竿が挿入されて、離れて愛撫がおこなわれ、そうして再び交合し、その繰り返しを進む中、しだいに二人の昂ぶりが絶頂へと導かれていくのです。
大学で美学を学ぶ友子。浮世絵春画やエロス錦絵に興味と昂奮を覚える友子。自らの身体を絵の女に入り込むことで、現実と妄想の統合を図っていく友子です。

<ああ~いい~こんな~ああ~恥ずかしい格好で~わたし~感じちゃう~!>

「友子は美しい~こうして縛られている友子は、ホント、色めかしぃ~!」
<ああ~ゆきさん~わたしを~もっと~苛めていい気持にさせて~!>
「こんなに友子が濡れるなんて~ホント、綺麗だよ~!」
「あああ~いきそ~いい~いい~いきそおお~!」
裸の身体をV字にした友子。正面から見ると股間が拡げられ乳房が拡げられている。

由紀夫は友子の秘所口に挿し込まれたバイブを外し、友子を畳の上に寝かせると、友子の身体は臍から下を宙に舞わせてしまいます。真上になった秘所の口。そこへのしかかるように身体を重ねた由紀夫。

畳に膝をつき、股間に突き出た由紀夫の竿を、友子の拡げられた股間の秘唇めがけて挿入する。
友子の首を持ち上げて、唇を重ね合い、乳首をつまんでやりながら、腰の竿をずぼっと奥までひと突きに入れてしまう。
「うぐうう~ううぐうう~うううぐうう~!」
重ね合わせた唇を解き離れて、友子の悶え喘ぐ声が呻かれる。
「あああ~んん~うううんん~ああ~いいいい~!」
「いいかい~ともこ~ああ~いく~!」
折られた身体の友子の秘所の締り具合は強烈で、由紀夫の竿をぐっと締めあげる。それだけに友子の刺激も強烈なもの。ペチャペチャ音の接合まわり。
「あああ~いく~いく~い~く~~あああ~!ぁぁ~アアンン~」
「ほら~ほら~!!逝く~!うう~う~!」


えろすかろす物語-2-

交情時の友子の身体の感じ方、それは由紀夫の嗜好にあわせられていくようです。友子の持ち合わせた身体のエロスが、次第に由紀夫好みに仕立て上げられていくとでもいえばいいのかも知れない。
織物問屋の御曹司である由紀夫の性癖は、耽美的といえばその傾向を帯びている。友子はかなり厳格に育てられてきた二十歳。とはいえ身体の中のエロスを由紀夫に導きだされて、自らの趣向と合わせて耽美的。特に縛り絵を見ると、身体のなかからぞくぞくとエロス感情がわきあがって、もう赤面しポーっとなってしまう。

「友子、さっきは少し縛ったけれど、どうだった?」
由紀夫は、友子を恥ずかしい格好に結い、そうして交合に及んだことを、友子がどのように感じたかを聞くのだった。
「ああ~ゆきさん、わたし、いつもよりずっと感じちゃった~」
友子は、膝を肩に触れるまでに折られ、股間を拡げさせられて竿の挿入を受けた昂奮を控えめに言う。
由紀夫の嗜好が友子に嫌がられなく、なおのこと受け入れてもいいという感触を受ける。由紀夫の思惑は、友子をモデルにした映像を作りたい。それも、まだ誰も見たことがないような女縛り図絵。写真と映像で織り成す女物語。
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「友子をモデルにした映画を作りたい!」
由紀夫は友子の反応を見るようにして、言いだす。
「ええ~?どんな~、どんな映画~?」
「友子のエロスを表現したい、と思う~」
「ええ、いいわよ~、裸になったりするんでしょ?でも内緒の映画でしょ?」
「もちろん、友子とボクの二人だけの映画!」
友子には内緒で撮りはじめたビデオ。先ほどは、鏡の前のボックスからレンズを覗かせて収録したビデオ。これを公然と撮りたいということなのだ。友子の青春、エロスカロス物語である。

友子・二十歳の花物語、というタイトルで映画(ビデオ)作品が作られていきます。
庭に咲いた赤紫の牡丹の花、その牡丹を背景に友子は着物姿でたたずんで、由紀夫がビデオを回します。
「ちょっとそこで笑ってごらん、そうそう~手で花をさわって~」
由紀夫の注文に、友子は応じていきます。プロローグの撮影、そうして次のシーンは座敷です。
鏡台のうえにカメラを置いてその横にTVモニターが置かれた。そうしてスイッチが入れられた。


「ねえ、友子さん、こちらへきて御覧なさい。庭に牡丹の花が見えますよ!」

着物姿の友子が座敷の中央に置かれたソファーに座らされる。正面に鏡台があり、鏡のなかに友子の和服姿がおさまって、横のTVモニターに、ソファーに座った友子の姿が映し出される。
「じゃ~友子さん、そこでお着物の裾をまくってくださいな!」
<ええ~もうやりだすの~!>

友子は呟く。そして由紀夫の指示どうりに、着物の裾をもって膝の方へと上げる。白足袋に包まれた足から膝までがあらわになって、膝小僧が艶めかしい。
由紀夫は和服姿の友子に、ストリップショーをさせるつもりなのです。
帯が解かれて着流しになり、襦袢姿でお腰が取られ、そうして友子は裸になった。そのうえで一枚着物を羽織らされ、再び友子はソファに座った。ソファーから庭を見ると、赤紫の牡丹の花が見える。友子はその花弁、ぼったりとした牡丹の花を色めかしいと思う。

そうしてソファーに座った友子の背後から、由紀夫が抱きついてきた。
「さあ、友子、いい子だね~可愛いね~綺麗だね~着物がよく似合うね~!」
「はぁい~ゆきさん、わたし、綺麗??」
「ああ~とっても綺麗、麗しい~友子は二十歳、美しい!」
「ああ~ありがと~わたし~ちょっと恥ずかしい~な~!」
由紀夫の手が、友子の襟を広げ、乳房を露出させる。正面の鏡台に映されると同時に、TVモニターにも正面から見る友子の姿が映しだされていた。

ソファーに座った友子の着ている着物の前がはだかれて、胸から腹、そうして閉じた腿と膝までが露になった。
「あ~ゆきさん~わたし、綺麗~?」
「裸の友子、綺麗だよ~こうして着物をつけてると艶めかしいよ~!」
由紀夫の手が友子の乳房を下から押し上げ、そうして揺すった。友子の露にされた乳房がゆさゆさと揺れて、その光景がビデオに収録されていくのです。
「うう~あ~ゆきさん~ううう~うう~」

友子の瞳が閉じられ、ソファーに頭を預けるようにのぞけってしまう。由紀夫の手が太腿を割りに入った。友子の膝が割れて、左右に広げられていく。友子は、うっとりとした表情で、由紀夫の動作に逆らうことなく、自然体で任せていく。
両足のかかとがソファーに引き上げられて、友子は立膝姿になった。由紀夫はピンクの絞り帯をもって、友子の首の後ろにかけ、それを前にまわした。そうして膝の内側から通して再び首の後ろへと引いて結わえた。


膝を拡げた立膝姿の友子、その姿が崩れないようにピンクの帯で固定された格好の友子。正面のTVモニターには、裸の身体を拡げた姿が映し出されている。由紀夫は、ビデオカメラを手に持って、友子の裸に近づいて、舐めまわすように収録していくのです。
「ねえ、友子、こんなにされて、気分はどうなの~!」
「ああ~ん、ゆきさん~いじわる~わたし、はずかしい~!」
「だあれも見てやしないから~安心していいんだよ~!」
「でも~わたし~こんな~ああ、感じちゃう~ああ~!」
「友子のここの毛、黒くて目立つね、それにここ、あめ色してる~」
「ああ~ゆきさん~恥ずかしい~!」
由紀夫の手が、友子の肌を撫ぜていく。乳房を撫ぜ、腹を撫ぜ、太腿を撫ぜていく。

ソファーの上で正面を向いて座っている友子の姿を、ビデオカメラで正面から撮られる。着物を着ているとはいっても、帯が解かれ、胸元をはだけだし、膝を立てて開けている姿だから、正面からの図はエロスそのもの、なおそこにカロスー美ーを見出す由紀夫です。膝に巻かれたピンクの帯は、友子の足が閉じられないように固定する。
<ああ~わたし~こんな格好で撮られてる~浮世絵春画みたい~!>
由紀夫の手指が友子の肌を撫ぜまわすので、友子はこそばゆい気持にさせられて、だんだんと悶えはじたのです。それも、性感帯の急所は触られずにいるものだから、なんとも歯痒い気持にさせられる友子。

「ちょっといたずらしてやろうかな~友子~!」
「うう~なんなの~ああ~いたずらって~わたし動けやしない~こんな~!」
「だから、どうなるんかな~ってさ!」
由紀夫が手に持ったのは、卵型の小型バイブレーション、ローターという代物。友子の前にぶら下げられたローター。もちろん使うのは初めてのこと、友子は一瞬そのモノがなにであるかを理解した。
「うう~ん、ううん~それで~ああ~」
友子の気持が昂ぶった。表情がとろりと溶けていくような柔らかさになった。由紀夫は、友子の腕を後ろへまわし、手首を縛った。立膝開脚、手首が後ろとなった友子の秘所にローターを挿入し、そうして友子が反応していく表情をビデオに収めようというのです。

由紀夫の手の中のローターが、友子の秘所奥深くへ仕込まれる。そうしてスイッチが入れられた。
「ああ~ゆきさん~ううわぁ~そんな~ああ~ビリビリして~!」
ソファーの上で大股広げ、ローターが入れ込まれた秘所が、アップでビデオに収録されていく。
「わぁ~ぁぁ~ん~ああぅぅ~うう~あ~!ゆきさん~」
たとえ許婚だからとしても、二十歳の友子には刺激がきつい。これまで、由紀夫の指が入り竿が入ったとはいえ、それ以外のモノがはいる感触は、友子にとって異質なモノ。ローターのぶれる振動が体内に伝わってくる感触。肌を撫ぜられ蜜壷を撫ぜられる感触とは異質な、それでいて言い知れぬ微妙さで体内を震えさせる快感。友子は初めてのローターを、埋め込んだまま、快楽への旅に誘われるのでした。

「友子~!いい気分、いい気持なんやろ~かおが紅潮して~きてる~!」
「ああ~ゆきさん~ほしい~ゆきさん、ほしい~!」
友子は喘ぐように悶えて由紀夫にうったえる。由紀夫は、指が友子の唇を割り、口の中へ挿入してやると、友子は、由紀夫の指をぺちゃぺちゃと舐めだしたのです。
「ううう~うう~う~あぁ~ん~ほしい~!」
由紀夫は、腰から竿が抜きだして、友子の口元へやると、友子はもうその竿に舌を絡ませだしたのです。手を後ろに結わえられている友子は、顔を動かせて竿を口に掴み、すぽっと咥え込んだ。上唇を割って入った由紀夫のホンモノ竿に、秘所唇はローターを咥え込んでいるのです。友子の悶えは昂ぶって、もう朦朧となり始める意識のなかです。

ぶう~ん、ぶう~ん、ビビ、ビビと、友子の秘所に埋め込まれたローターが、鈍い音を洩らせる。友子はもうもう、由紀夫の竿を、顔を動かせお口の中で、ぐるぐると回させて、舌で撫ぜあげ、きゅ~っと吸い込む。
「うぅう~うう~ううぐ~」
「友子、もっと強くするね~いいね~!」
「うう~うう~ううぐうう~」
由紀夫はローターの振動を強めて、友子の竿を口に含んだ表情を見ていく。友子は、もう息絶え絶えの呻きを発し始めていた。

<ゆきさん~わたし、もういきそ~!ううわあ~!>
ソファーの上で股間を開け、膝と首筋を繋いだピンクの帯に固定された友子の身体。秘所に埋め込まれたローターの振動刺激がビンビンと身体の中を駆け巡る。友子の悶える身体を、ビデオカメラが執拗に捉えていく。友子の感情が喜悦のなかに埋没し、一心に刺激を受け入れて昂ぶっていく容子を見ながら由紀夫は、手にしたローターのスイッチを操縦する。
「ううぅわ~あああ~ううぅわ~ん~おおお~ああ~」
友子の身体がアクメの坂道を登りつめ、てっぺんに届く直前で、スイッチが切られる。
「ふう~ふぅわ~いい~うう~わぁぁ~!」
「ねえ、友子~いい気持~?どう~いい~?」
「ハアアア、いい~いい~ゆきさん~いい~!」

ローターのスイッチが入る。
「うぅうう~わ~いく~ああん~うぅ~うう~!」
友子の顔が軋むようにゆがみ、喜悦の感覚に身体中が酔いだす。この容子を見る由紀夫は、もっともっと友子を責めあげていきたい衝動に駆られる。
「ううう~うんぐぅ~うぅわ~ああ~いい~いい~!」
由紀夫はまたもやローターのスイッチを切った。友子の秘所、壷の中がどんな状態になっているのか、由紀夫は想像する。指を秘所にあてがい、ビラビラを開いてやると、ピンクの秘壷の入り口が開く。ローターの先が見え、秘唇口から蜜が滴りだしている。ビデオカメラが、この秘唇まわりを大アップでとらえる。TVモニターに映し出される秘唇まわり。呼吸するイソギンチャクのような、秘壷の中の襞がうごめいている。

「おお~友子、すごい~友子、燃えてる~ほれ~ここ、こんなになってる~!」
由紀夫はおもわずソファーの前にまわって、友子の秘壷に唇をあてがい、チュッチュっと吸い始めた。舌で秘壷のまわりを舐め、そうして舌の先を挿入し、秘壷に溜まった蜜を吸い出したのです。
「ああ~ゆきさん~ああ~うぅあぁ~もお~いきそ~!」
由紀夫の手が友子の乳首をつまみ、抓ってみると、友子の呻きが一段と昂じる。由紀夫はブリーフを脱ぎ捨て、ローターを抜き去り、そうして自分の竿を友子の秘所に挿入し始めたのです。

ソファーの上で股間を開け、膝と首筋を繋いだピンクの帯に固定されたまま、友子は由紀夫の竿の挿入を受け入れる。ローターの振動でもう頂上近くまで昇らされた友子は、竿を差し込まれた瞬間
「うぎゅああ~ん~!ああ~いい~ああ~!」
と、悲鳴に近い疼き声を上げた。
由紀夫の勃起した竿が、友子の秘唇を拡げ、壷の中へと一気に突っ込まれ、奥の襞にあたる。友子の股間の奥が竿をぎゅっと締め付けられる感触に、由紀夫は快感の渦に巻き込まれる。もう一気に射精しそうな快感である。
「ぅううう~ああ~ゆきさん~ああ~いい~いく~ああ~いく~!」
「友子~おお~締まる、締まる、いい~いいぞ~!」
由紀夫は竿を秘壷の奥でかきまわし、そうしてゆっくり抜いてきて、またもや一気に挿し入れる。一気に挿し入れられるそのたびに、友子は喜悦の呻きをあげながら、悶えて咽び啼き叫ぶ。


「ああ~ゆきさん~ああ~いい~いい~いきそ~!」
「ボクもいい気持~!締まる、締まる~よ~く、締まってくる~よ~!」
友子はもう股間を拡げられたまま、悶え喘ぎながら、エクスタシーの境地を彷徨っている。
ビデオカメラは固定され、友子と由紀夫の激しい交合場面を真横から収録している。由紀夫の手が拡げられた胸を弄り、乳首をつまみ、そうして腰を振り、竿を出したり入れたりしている。
「ううああ~ううあ~いい~ああ~いく~いく~!」

由紀夫の腰振りスピードが早くなった。
「おお~友子~いくぞ~!おお~いくぞ~!」
「うううあ~ああ~うううぐうあ~ううぐう~ああ~いくぅ~いくぅ~ああ~!」
「そら~そら~いけ~いけ~!」
射精と同時に由紀夫は、強~く腰振り、秘壷の中をぐりぐりと捏ねまわした。
「ううぐう~ぅぐう~うう~あああ~ああ~いい~あああ~~!」
友子のオーガズムが最高に達したとき、竿の上に潮がぴゅんぴゅんと噴出された。

大学で美学を学ぶ友子。その研究課題は浪漫エロスについて。女の性がどのように満たされてきたのか、と云うのが課題。男優先時代にあって、女は男の快楽に供されてきた歴史。これからの時代は女も男同様に、性の快楽を公然と表に出していく時代。江戸期の浮世絵春画、現代のSM映像、それだけではなくての文学上に表れた性の表現。友子の情念を照らし出すかのように、由紀夫の趣向が友子を感情で導いていくのです。
言葉でなくてイメージを、知性でなくて情動を、表にだしてあげること。由紀夫と友子の関係は、イメージと情動を体感させる関係なのです。

「ねえ、友子、映画の出来た部分を見てみるか~?!」
「うう~あ~みたいけど~ちょっと恥ずかしいな~」
これまで撮ったシーンを部分編集したという由紀夫の言葉に、友子は答える。
「ボクも友子に見せるの、ちょっとためらってるけど、ね」
「でも、見たいな~って、感じちゃうんだけど、どうしよ~かな?」
友子の脳裏に先日の収録現場がよみがえってくる。股間を拡げて括られて、ローター挿入されながらエクスタシーの境地を彷徨ったあの感覚。身体の奥深くが疼いて悶えて発情させたあの体感。もう絶頂ちかくを彷徨って、由紀夫の竿を受け入れて、アクメを迎えたあの体感。

「友子、感じ出してるんでしょ、顔があか~くなってきたよ~!」
「ううあ~だって~ゆきさん、そんなこと、わたし、どうしょ~ああ~もう~!」
「見ようか~一緒に、ビデオ見ようか~!」
TVモニターを前にして、ソファーに座った友子と由紀夫。ビデオのスイッチが入れられて、TV画面に映されだいた「友子・二十歳の花物語」の一部分。
タイトルに続いて出てきた映像は、友子が庭の牡丹のそばで、にっこり笑顔のポーズを取った画像。そうして次には浮世絵春画に見入る友子の画像。友子の目線がTV画面に見入っている。そうして次にあらわされたシーンは、友子の着物姿でソファーに座ったシーン、一瞬、次のシーン、友子が由紀夫の竿を舐めだしているシーン。

「ぅううあ~こんな~アップで~わたし、ああ~恥ずかしいよ~ぁああ~!」
このとき、友子の胸にジーンと痺れのような感覚が充満してきた。
「友子の姿、二十歳の友子だよ~!」
「ううん~わたし~ぅううあ~どうしょ~ゆきさん~見るの恥ずかしい~!」
そう云いながら、友子は、自分のアップした顔、その唇に咥えた竿の図を、動揺しながら見入る。

編集中のビデオ「友子・二十歳の花物語」を見ているさなか、由紀夫が友子を抱き寄せた。友子は倒れるように由紀夫に身体を預けた。ビデオはソファーのうえで裸で括られた友子の正面から撮られたシーンに移っていた。
「ぅうう~ゆきさん、わたし、抱いて~今日もやって~!いいのよ~ねえ~!」
「ううん、わかった、友子、今日も続きを撮ろうね~!」
由紀夫の唇が、友子の唇に重ねられ、そうしてディープキッスに入った男と女、由紀夫と友子。

ビデオ画面が終わると、録画モードに切り替えられ、ソファーの前のTVモニターに、由紀夫の手が友子の胸元を弄る光景が映し出された。ビデオカメラで録画しながら、自らが出演者になるという倒錯は、編集が第三者に委ねることなくおこなえるようになった時代特有の感覚である。友子のあられもない姿態を録画し、共有するという関係は、エロスカロスの新しい領域を開いていく。
「ぅう~ゆきさん~きょうも苛めて~わたし、いい~いいのよ~!」
「う、うん、友子、いいんだね~!気に入ったの~ビデオ!」
「ぅうう~ぁあ~恥ずかしい、けど~でも~いいの~!」
由紀夫の手が友子の身体を抱きしめ、ブラウスのボタンを外しだす。友子は目を瞑ったまま、由紀夫の手の為すがままに、身を委ねている。友子の髪の匂いが由紀夫の感覚を昂ぶらせてくる。

「ぅう~いい匂いだね~友子の髪、艶やかで綺麗だし~でも、後ろで括っておこうね~」
友子の肩下まで延びた髪の毛を束ねてゴムで括ったポニーテール。首筋と耳朶が白く艶めかしい。友子の気持は、恥ずかしさと好奇心が入り混じったような感覚になる。日常に学校で講義を受けている時間、はっと気がつくと自分が浮世絵春画の中にいる。SM挿画のイメージが頭の中に行き来して、妄想にふけってしまうことになる。
<ああ~ゆきさんに脱がされていく~ううあ~!>
由紀夫の手がスカートの裾をめくり上げ、太腿が露になる。三脚に設置した正面のビデオカメラが、ソファーに並んで座った友子と由紀夫の姿を捉えている。今日は縦縛り。由紀夫の脳裏をかすめる妄想。

友子の手が由紀夫の股をまさぐりだし、ズボンのファスナーを降ろしてブリーフの切れ目から竿を引きだす。由紀夫の竿、もう勃起している竿を友子が包みしごきだす。由紀夫はといえば、友子の股間、スキャンティの合間から手を指し入れ秘所を弄りだす。スキャンティを尻から腿へと外して足首にまで降ろす。友子は膝を拡げた。肩を抱いた由紀夫の腕が、友子を下へ寄せると、友子の身体がす~っと倒れこみ、竿を唇に頬ばった。こうして服をつけたままの二人が、羞恥の極所だけを露出させて、秘密の極所をまさぐり愛撫していくのです。

由紀夫は、友子の手首を交叉させ、絞りの赤い花柄帯で括った。
「ああ~ゆきさん~おおきい~おいしい~あ~」
友子は手首を括られたことには触れず、由紀夫の竿を食べる感覚を云う。
「じゃ~こっちへおいで!」

友子は手首を括られた友子、由紀夫に促されて、縁側廊下の梁にてを上げた姿で括られてしまった。ブラウスのボタンが外されたまま、下穿きをつけない尻まわりはスカートが隠していた。
「今日はね、こうして、友子は立ったまま、ビデオに撮られるんですよ~!」
畳の上に置かれたビデオカメラがセットされた三脚。庭を背景に、立って手首を梁に吊られた友子の姿を捉えていた。


手首を括られ、縁側廊下の梁に腕を上げて括られてしまった友子。美学を学ぶ女学生らしい清楚な感じの友子。髪は後ろで束ねて括られて、ブラウスのボタンが外されたまま、庭に背を向けて立っていた。
「今日は、友子のお仕置き、ってタイトルで進めようかね~いい?」
「おしおき?ぅうあ~それって、痛くしないでね~ゆきさん~」
「ぅうん、そんなことしない、ちょっと、うふう~いたずら程度~!」
由紀夫の手が、はだけた友子の胸元、ブラの上から乳房を押さえた。ブラの前留めを外し、乳房が見えるようにした。

「ぁああ~ゆきさん~あ~わたし~ぅぁあ~」
手首に巻かれた絞りの赤帯が鴨居に括られて、友子は手を降ろせない。
「ぅふ~たっぷりがいいか?そう、たっぷり可愛がってあげようね~!」
「ぅあん~ふううぁ~ぁあ~!」
友子は、これから由紀夫に「いたずら」される姿を連想し、顔を赤らめ、気持を昂ぶらせる。

由紀夫は友子の後にまわり、抱きかかえるように手を乳房の上においた。ビデオカメラのそばにセットしたTV画面をみながら、友子の身体をまさぐっていくのだ。
「友子も、ほれ、テレビをみてごらん、ほれ、映ってるでしょ~!」
「ぅああ~恥ずかしい~そんな~ぅあ~ああ~ん!」
友子は、もう昂ぶった気持を隠せず、喘ぐような吐息のような声を洩らしだすのです。友子を抱えた由紀夫の手が、乳房を包み、そうして下から、横から、揉みほぐしだす。うなじから耳の後ろへ、軽く唇を触れさせながら、由紀夫は友子の耳もとでささやく。

「友子、きれいだよ~かわいいね~ああ~友子、すきだよ~!」
「ぅううあん~わたし~ぅううあ~わたし~ぁあ~いい~」
「ほれ、お乳、かわいい、ね~ほれ、みてごらん、この先っちょ、ほれ」
手を上にあげさせて抗うことのできない友子の乳首を、指先でつまんだ由紀夫がささやくように云う。 
スカートの裾を捲り上げ腰に丸めて、友子の腹から下部を露出させた。そうして臀部をも露出させられた友子。


「ぅふぅう、友子、ほら、こんな姿になっちゃった~どお~こんな格好~好きでしょ~!」
「ぅうあ~ふぁあ~ふうぅ~ゆきさん~ぅうう~ぁあ~」
友子は剥かれた腰元を隠すように腿をキュッと締める。乳首をつままれながら、股間の上に生える陰毛を撫ぜられる友子。由紀夫が耳元へ息を吹きかけてくる。友子は、腕を上げたまま、お尻を左右に小刻みに振りだしたのでした。
「ぅふああ~ああ~ゆきさん、ぅふうああ~ああ~ん!」
由紀夫が友子から離れ、モニターに映りこまないようにして、友子のこの姿を、庭を背景に撮っていくのだった。

手首を吊るされて、ブラウスのボタンが外され、スカートがまくりあげられて腰にまるまった格好の友子。ウエストからヒップのラインがビーナスの彫刻をおもい起こさせる。庭を背景にこの友子の姿を見る由紀夫。友子は、うっとり放心したような表情で、目を瞑っていた。
<ああ~わたし~なんやろ~この感じ~ううあ~なんやろ~ああ~>
手首を括られて梁から吊るされている半裸の姿を想像し、美しいのか醜いのか区分けがつかない意識のなかに友子はいた。

<ああ~こうして、女って~感じるんよね~わたし、気持いい~いい~!>
そう思うと、下腹の付近がムズムズしているように感じる。お腹の中、お腹の奥。
<ああ~子宮が感じるって~あああ~こんなこというんやろか~ぅああ~!>
友子は、自分の身体が他人の身体のように感じる。さっき見たビデオの中の自分の姿を思い起こす。
<からだって~なんやろ~わたしのからだって、なんなの~教えて~ああ~!>

 「きれいだよ~友子、そうしてる友子って、綺麗だよ~!」
由紀夫の声が友子の意識に届いた。

「ああ~ゆきさん、わたし、ううあ~ダメ~そんなに云わないで~醜いんでしょ、ほんとのわたし~!」
友子の意識が妄想の中で遊んでいたときに、由紀の言葉に反応した無意識であった。
「ゆきさんもわたしも、変態よ~もう気がくるってる~ああ~わたし~わたしを抱いて~」
友子は何故か泣きそうな声で、心細げに云った。

何の不自由もない環境で育った友子。大学では美学を学び、卒業したらギャラリーを作って好きな作家の絵を扱いたい、と夢見る二十歳の友子がいる。一方で、由紀夫に抱かれ、愛撫を受けて、セックスに快感を覚える自分がいる。先日、縛られた身体で、由紀夫の竿を受け入れた。そのときの快感が、忘れられない。この身体の何がそうさせるのか、友子の思いはそのあたりを彷徨っているのです。
身体の快楽は心の快楽、その快楽になんの疑問もなく楽しめる人は幸せである。エロスの快楽は「美」である。友子は、内側にめらめらと燃え始めたエロスの炎を、時として疑問を持ち始めたのでした。

由紀夫が近寄り、友子の抱きしめ、唇に唇を重ねた。
<ぅうう~ああ~ゆきさん、わたしを、いじめて~いっぱい苛めて~!>
友子は腕を上げたまま、由紀夫のディープキッスを受けながら心で叫ぶ。
由紀夫の手が、剥きだしになったお尻を撫ぜだした。そうして窪みから指を挿しいれ、友子の秘唇を包んだ。一方、前からも指を挿しいれ、秘唇の先を弄りだした。

「ぅっう~うう~ぁあ~あああ~」
「友子~お股を開いて、さあ~お股を開けてごらん~!」
立ったままの抱擁で、半裸の友子に股を拡げるようにいう由紀夫。友子は由紀夫の言葉で暗示をかけられたように、足首をずるずると拡げていった。鴨居に掛けられた紐が緩められ、友子顔を庭の方に向けさせ、そうして手を括ったまま、股を拡げさせ、背中を水平にさせた。

腿を開き、お尻を突き出し、背中を水平にされた友子の背後から、由紀夫が胸に手をまわして乳房をにぎる。剥きだしにされたお尻を由紀夫の腰が支える。由紀夫はすでに下半身が裸である。由紀夫の竿が友子の臀部に当たり、友子に竿が触れていることを感じさせるのです。括られた手首を頭の上にした友子をバックから挿入しようというのだ。

腿を開いて尻を突き出した友子のバックから竿を挿入しようとする由紀夫。股間をぱっくり開かせて、まづは唇つけてみて、秘所を舌でまさぐってやる。
「うう~ああ~ゆきさん~ああ~そこ~いい~いい~!」
由紀夫は友子の呻き声を聴きながら、ビデオカメラにこの姿が映るようにセットして、なおも友子の後ろから、秘唇を舐めてまさぐって、そうして大きくなった自分の竿を、秘所の芯へとあてがった。

竿の先を秘唇の芯に埋めはじめる。友子の秘唇に開かれたピンクの口は、竿が入るのを拒むように押し戻してきた。由紀夫はその圧力を押しのけるように、ぐぐっとこじ開ける。
「ぅうぁあん~ああん~ああん~いい~ああ~!」
括られた手で頭を抱えるようにして、友子は呻きの声を出しだした。由紀夫は友子の肩に手を掛け、自分はそのままで友子の身体を前後に動かさせた。
「もっと、お股を拡げて~拡げて!そう~入りやすく~そう~!」
友子の足首が左右にいっぱい拡げられた。そうして由紀夫の腰が突き出されて、友子の秘口へいななくように竿がズボズボっと音を立てながら入っていった。

身体に巻きついたよじれた衣服を脱がせられた友子。白日の庭先で、すっぽんぽんの裸にされた友子。庭に顔を向けて腰を折り、バックから竿の挿入をうけていく友子の気持。こうしてだんだんと、快楽喜悦へ昇っていかされるのです、二十歳の友子、花物語。

中世のヨーロッパに魔女が出現したという。現在だったらこの魔女は、ほんとに魔女なのだろうか、と友子は思う。友子はエロスに共感を覚える。エロスは性愛。親が認めた許婚の由紀夫との性愛は、婚前交渉だとしても今の時代は許される、と思っている。女が魔女になるとき、友子が魔女になるときと言い換えてもよい。魔女の要素は、女だれもが持つ要素だと友子は思う。ただし、この思いは秘密にしておかなければいけないですね。

由紀夫には、友子を拘束してエクスタシーの世界へ導いていきたいとの欲望がある。女がいて、男がいる。友子がいて自分がいる。男の自分が欲望達成を女に向けとき、そのスタイルは千差万別でありますが、おおむね男と女の関係は、世の習いから逸脱していくようである。由紀夫が求める友子には、そういう資質があるような、そのようにも思う由紀夫です。裸に剥いて鴨居に吊るした友子をば、後ろから突きあげるスタイルで、快楽欲望満たしていく由紀夫に応える友子があった。

「ういうぐう~ああ~いい~いい~もっと、もっと~おくまで~ああ~いい~!」
「そうか~いいのか~もっと、いい気持になって~そら~友子~!」
由紀夫の竿が友子の秘口のいちばん奥を突いたとき、友子は絶句するようにアクメを迎えた。このとき友子は、呻いてわめいて天国へ昇天していく女となった。



えろすかろす物語-3-

庭の赤い牡丹が散り始め、緑が多い光景となった友子と由紀夫がいる離れ部屋。濃密な身体と身体の交情が終わったあとの離れ部屋。友子は白いブラウスにチェックのフレアースカートで、何事もなかったかのように、縁側で画集を見ていた。モリニエの画集には、女体がいくつか絡まって奇妙なエロスをかもし出している。
そう、心の奥底でなにか疼く情がある。友子は、このうごめく情が在ることを、由紀夫と交情する前に感じているような気がする。
<女だから感じるのかしら?男のヒトってどんなのだろう?>
友子は、由紀夫の身体しか男を知らない。エロスを描いた芸術家、それらはいずれも男であった。芸術家って、男と女の間を行ったり来たりしているのかも知れない、と友子は思う。由紀夫が友子の下着を身につけたことがあった。なんとも滑稽な姿だったが、友子の前で、友子が脱いだスキャンティを穿いたのだった。股間の前が膨らんではいたが、それはエロスを感じさせた。
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「ねえ、ゆきさん、モリニエって、変態だったのよね、きっと!」
「そうかも知れないね、でもさ、人間の欲情ってさ、どうぶつと一緒!」
「あの牡丹のお花も散っていくわね~わたし~」
「どうした、わたしがどうした~?」
「わたし、ううん、はたち、なの、20歳」
春、夏、秋、冬。この1年間で植物は生を営み、春に花を咲かせる。女の生涯80年、20歳は春爛漫のいま。牡丹の花が咲くってゆうのは、ヒトならば二十歳の年頃なのである。
「いま、わたし、花の盛りなのかしら」
「そうかもね~友子は綺麗だ、花の盛りだ、そうだよ、きっと!」

友子は由紀夫と一緒に土蔵へ入った。織物問屋を営んだ先代のコレクションが保存されている土蔵である。薄暗い土蔵の中は、棚があって木製の箱が並べられていた。その木製箱の一つを取り出し、由紀夫が蓋をあけた。なかに収められていたのは、いくつもの張形であった。
「わ~これ、なによ~これ!」
「びっくりした~?これ、江戸時代らしいんだ、張形、友子にもわかる~?!」
由紀夫が箱の中から張形の一つを取り出して、友子に手渡した。
「ひとりで使うこともあれば、男が使ってやることもあったようだね、もちろん女どうしでも・・・」
「ううわ~・・・・」
友子は、少し恥ずかしさの気持を感じた。それは由紀夫が側にいて、手渡されたからである。許婚とは云え、女が使う男の代物をまじまじと見せられたからである。

「うふふん、まだ、使えそうやろ~、うまく造ってあるね~!」
友子は、それが自分の秘所に入ってくる姿を連想すると、ふう~っと気が抜けていくようなめまいを感じた。土蔵のなかで、友子は、由紀夫にぐっと抱きしめられた。
「ぅうう~あ~ゆきさん~う~うう~ん」
「友子、感じてるんやろ~張形見て~だから~ここで~!」
「ぅううあ~ん、もう~こんなとこで~う~うわぁあ~」
由紀夫は、抱きしめた友子の腕を後ろにまわさせ、そばの縄で手首を縛った。
「ぅうううわ~こんなとこで~ぅううわ~ん~」
土蔵の上部から射し込む光の明るさのなか、友子は着衣のまま後ろ手に縛られ、縄を柱の金輪に留められた。

土蔵のなかで、後ろ手に縛られ縄を柱の金輪に留められてしまった友子。由紀夫の悪戯に友子は驚いた。
「ぅううあ~こんなところに括るなんて~ぅううわ~」
友子はさほど抵抗はしなかった。むしろこのお遊び、少女のころに漫画を見た記憶がよみがえり、男にいじめられる好奇心が沸いてきた。
この土蔵に保管されてきた逸品、浮世絵春画や錦絵春画を由紀夫が持ち出してきては友子に見せていたのだったが、こうして土蔵に連れ込まれ、江戸期の張形があったとは知らなかった。

友子のそばに置かれている張形を、友子は使っていかせて欲しいと思った。

「友子の縛られた姿って、いいね!ゾクゾクしてくるね、怪人になった気持だよ!」
「ぅうう~わたし~ああ~こんなとこで、こんな~恥ずかしい~」
こうして着衣のまま縛られて、これからはじまる由紀夫の行為の仕舞いに、友子は目眩を感じた。
由紀夫が友子のブラウスのボタンを外しだす。由紀夫は昂奮しているらしく息が荒くなっている。ブラウスの前をはだけさせ、スカートの裾をまくりあげ、そうして腰で丸めて留められた。友子は後ろ手に縛られたまま、下着が丸見えの格好にされていた。


由紀夫は友子の穿いているスキャンティを脱がせた。下半身が裸になった友子、土蔵のひんやりした空気を肌に感じた。
「ぅう~あ~ゆきさん、わたし~こんな~ぅああん~だめよ~!」
「友子、いいよ~かわいい~!写真撮っておくね~!」
由紀夫は携帯をとりだし、友子の正面から写真を撮った。
「写メールしておこうか?友子の携帯へ~!」
「ぅうう~う~ん~うああ~ん!」
友子の手元の携帯が、メール着信を知らせた。由紀夫は、ともこの携帯を持ち、送られてきた写真を開け、後ろ手に縛られた友子に見せる。
「ほら、みてごらん、いま送った写メール、ほら、友子が写ってる」
「ぅううあ~も~そんな~だめよ~そんなのして~!」
携帯の画面に写ったあられもない自分の姿を見て、友子は顔を赤らめる。

由紀夫の悪戯ともいえるお遊びに、友子は嫌がる様子もなく、一緒に気持を昂ぶらせて遊んでいる。いろいろとお道具を使って、心に沸き起こる感情を楽しんでいる。その先に、身体を弄んで心を開放する男と女の交情がある。
「ぅうう~わ~ゆきさん~うう~ん、ぁああ~ん~」
由紀夫の手が友子の胸元をまさぐりだすと、友子は喘ぐような声をかもしだす。手を後ろに縛られて柱の金輪に括られた友子は、自由を奪われてこれから姦淫されていくのだ。
「ほら、もう感じだした、友子は敏感なんだね~!」
「ぅうう~うわ~ん~もう~ダメよ~!」
由紀夫の手が腰にまわり、前からお尻を触りだし、ウエストまわりを撫ぜさすり、そうして太腿をまさぐりだした。

由紀夫は、下半身を裸になった友子の右膝に紐をかけて柱の金輪にとおした。そうして友子の太腿から膝をグッと引き上げて留めた。
「ぅううあ~ゆきさん、ああ~なにするの~こんな格好にして~!」
「ううん、ねえ、友子、この蔵でね、昔、こんなことがあったんだって、記録にあるの!」
昔、奉公娘がこの土蔵のなかで、喜悦に咽ぶお仕置きを、男たちから受けたというのだ。いま、由紀夫によって、友子をして再現させると云うのだ。
土蔵の棚に置かれた箱に、仕舞い込まれた張形は、そのままになって保存され、今になって明るみに出た。

ブラウスはボタンを外されたまま後ろ手に括られた友子。そうして臍から下を剥きだして片足吊られて立たされた。薄暗い土蔵の中で、由紀夫は友子を生贄にしてのエロスの匂いをここに再現しようと云うのだ。
「ぅうう~あ~ん、ゆきさん~わたし~こんなの恥ずかしい~!」
「うふふん、友子、昔はね、16で、ここでお仕置きされたんだって!」
二十歳の友子はもう大人。学生身分というものの身体は立派な大人の女。いや、今がいちばん花盛りなのかも知れない二十歳の友子。オーガズム、エクスタシー、恍惚の世界は、開発されて花開く。そういえば浪漫美に興味を示す友子の情は、女の性を潜在充満させる牝なのかも知れない。

由紀夫の手に持たれた張形は、 小型で秘所に埋め込ませることが出来るほどの長さのモノだった。張形の根元には紐が四本つけられていた。
「友子、これ、ほら、この張形、よさそうだね~!」
「ぅうう~あ~ん、それで、何するのよ~ぅううあ~ん!」
友子は張形を目の高さで見せられて、頭の中、めら~っと炎がともったような熱いものを湧き出させた。

「これでね、うふふ~友子をお仕置きしてあげるのさ~!」
もう云うまでもなく、友子には由紀夫の意図が見える。張形を秘所に押し込んで、腰で結わえようとしているのだ、と!
「どうしょう、友子、ここのお口を塞いでおこうか~!」
友子はハッとした。そうして頬が熱くなっていくのを感じた。そうして胸がドキドキしだした。この土蔵に保管された縛り絵に、こういう格好したのがあった。その絵の中は、日本髪に着物の女であったが、喜悦に顔をゆがめた色艶の、耽美な絵であった。

張形の先が開けられた友子の股間に押しあてられた。由紀夫の指が秘唇をまさぐり、そうしてビラビラを指で開いて、亀の頭の部分を秘口の内へと入れた。友子の秘唇と秘口の内は、まだ十分に濡れてはいなかった。
「ぅうう~あ、いたい、うあ、あ~そォっと~して~ああ~ん」
「まあ、友子、もうちょっと、ここを濡れさそうね~!」
由紀夫は、張形を外し、指を押しあて、そうして秘口の奥へと挿入していった。友子も由紀夫も土蔵の中で、昔におこなわれた16娘のお仕置き姿を想像しながら、いま、自分の身体を使って再現しているのだった。そうこうしているうちに、張形は友子の秘所の奥へと埋め込まれ、前へ二本、後ろへ二本と紐が引き上げられて、フンドシ締める格好で、友子の腰のくびれで括られた。

土蔵のなかで繰りひろげられる友子の妖艶を、由紀夫は写真とビデオに収めていく。土蔵の入り口からは正面の柱に括られた友子の像。柱を背にして後ろ手に括られて立ち姿、上半身ははだけたブラウス、腰から下は剥きだしで、右の膝には紐が結ばれ柱の金輪に引き絞られている友子。股間に埋め込まれた張形は、吐き出す力で抜けないように、腰に紐で括ってある。高い窓から差し込む光が、友子の妖艶な姿を浮き上がらせる。
「ぅうう~ん~あ~ん~ぅうう~あ~!」
友子は、陶酔するかのように軽く呻きのような声を洩らしていた。

かってこの土蔵では、16娘がこのように、友子と同じ格好で、縛られ咽ぶその様を絵師が筆を取った。絵筆がカメラに変容すれど、着物が洋服に変容すれど、中味の身体は<女>がいた。
「友子、大切な友子、オレの持ち物、友子!」
由紀夫は、咽ぶ友子の姿態を眺めながら、心に滲みいってくる情欲を感じていた。
「ぁああ~ゆきさん~わたし、ああ~なぶって~ああ~ほしい~!」
友子は、広げた股間に埋められた異物の感触を受け入れながら、悶えるように云った。

由紀夫に膝を持たれて、友子の腰が揺り動かされる。前に引かれ、後ろへ押される友子の膝小僧。
「ぅうう~あ~ん、ぅううあ~ん、ああ~ん~ぁあ~ん!」
膝が前後することで、股間がくびれ、秘所に埋められた張形が動く。秘所の襞が擦られる。擦られることで鈍い刺激が身体の中を這いまわる。
「ぅう~いい~ああ~いい~ああ~ぅうあ~いい~!」
友子は放心したように虚ろに目を開け、虚ろに唇を開き、そうして呻きとでも悶えとでもいえる声をもらしている。
「ぅうあ~ゆきさん~ああ~ゆきさん~ぅうあ~も~ぁあ~ん~!」
友子は朦朧、頭の中では16娘の縛り絵が、かすめていって自分の姿と置き換えられる。
<ああ~花柄の着物をつけて、ああ~こうして男に弄られていた~>

ゆっくりと、膝が前後に揺らめいて、そのたびに秘所が感じるそれは快感。二十歳の友子が感じる身体の快感。由紀夫の唇が乳首を咬んだ。秘所から突き上げる鈍~い快感よりも直裁に、乳首を咬まれた快感が友子を襲っていた。
「ぅうう~いい~ぁっ~はぁあ~咬んで~はぁあ~ん!」
由紀夫は歯で、友子の乳首を軽く咬んでいく。右の乳首を咬んでやり、左の乳首を咬んでやる。そのつどに友子の呻きが漏れ出して、ハアハアと息の音が混じりだしてきた。
由紀夫は、一歩下がって携帯で、悶えて朦朧とする表情の友子の写真を撮った。

「ほら、ほら、友子、見てごらん、写真に撮ったよ、友子の姿!」
「ううあ~ぅああ~ゆきさん、わたし~ああ~もっと~!」
携帯のカメラで撮られた自分の姿を見る余裕もなくなった友子。ただただ秘所に押し込まれた張形の快感に悶え喘ぐだけになっていた。
由紀夫のやり口はねっとりしている。友子のからだの反応を見ながら、ゆっくりと昇らせていた。このタイミングというのも、何度も友子と交情を重ねるなかでわかってきた賜物であった。呼吸を合わせるといえばいい。
「うううぐうああ~ああ~いい~ぅうう~うう~あ~!」
友子は、いつもとは違う昇り方をした。そうして縛られたからだを痙攣させ放尿までしてしまった。

友子には、興味と好奇心の混ざった感情のうえに知識があった。由紀夫には、興味と好奇心と云うよりも、世の中の重要な要素であるに関わらず、俗っぽく封印された領域へのチャレンジ精神なのかもしれない。
男と女がある限り、生殖を本能とするからは、第一義には子供を生ませ育てる愛の巣つくり。だがしかし、人間は貪欲で、それだけでは満足できないように仕向けられてしまった動物となった。由紀夫は、男女のセックスを固有の文化としてとらえていた。感情が動くことを「美」の範疇でとらえるとすれば、男と女の交情は、美であった。

土蔵の中は男と女が交情するにはうってつけの場所となった。友子の美意識が土蔵に共感させたようだった。土蔵の中で縛られてオーガズムを迎えさせられた友子は、いつもとは違う昂奮の仕方を見せた。呻きも悶えも、一段と深くで昂ぶったようだった。アクメを迎えたとき、友子は気絶してしまった。
「友子、きょうのいきかたは、これまでの最高だったみたいだね」
終わって気がついた友子に、由紀夫の最初の言葉だった。
「ぅあ~もう、わけがわからなくなってしまったのよ~覚えてないわ~もう~!」
恥ずかしい~という素振りをみせながら、友子がいった。

「昔、ここで、さっきやったみたいなことが繰る拡げられていた、なんて想っただけで、もう気分乗っちゃった」「そう、昔は16娘だったと書いてあった、昔は、成熟が早かったのかな~!」
「この土蔵の中って、なんか魅力的だわ~わたし」
友子をしてなにがそんな感じにさせるのかは、わからないが、友子は気に入ったというのだ。

友子の携帯へ送信された写メール。土蔵の中で、友子が縛られアクメへ昇らされたときの姿が数枚、友子の手元にあった。学校の帰り、喫茶店へ入った友子は、ダージリンを飲みながら、携帯の中に保存されている画像を見ていた。
自分が主人公のあられもない下半身裸の写真。表情は放心したようにうっとりと、はだけたブラウスの間に乳房が見える写真。友子は、心臓が高鳴り赤面する。だれにも見られはしないかと、周りを気にしながら、画像にみいった。自分のポートレート、それもヌードをしのぐ格好をした自分。その自分の写真に見入る友子。

なにか変な感じがする。恥ずかしいような、嫌なような、嬉しいような、自分であって自分でないような感じ。そうして写真を見ていると、そのときの場面が思い浮かんできた。責められる女が、自分の姿から想像上の16娘に変わり、時代が昔に移っていった。

16娘はポチャリした体つきをしていた。まだあどけない表情をした16娘が、男たちの中で縛られ、裸にされていく。その傍らには絵師が筆を運んで、16娘の縛られ絵をスケッチしている。妄想のような、夢想のような、幻想のような、友子は目の前の現実。ダージリンを飲みながら、由紀夫に見せられた春画の数々、その画面を思い出し、錦絵に描かれた画面を思い出してきた。そうして「友子・二十歳の花物語」に撮られた映像が浮かんでは消えていった。
<ああ~空想が、現実が~わたし、いま、どこにいるんだろ~ここはいったい何処?>

友子は、夕方には由紀夫の家を訪ねた。門を潜るときには、敷居の高さが気になった。囲われた屋敷の中で、誰にもいえない秘め事がある。その秘め事の現場へ、友子は赴いていた。敷居が高く思えたのは、その秘め事への期待感と、後ろめたさの感覚がそうさせた。
由紀夫は外出していた。友子は、応接のソファーに座った。そうして携帯の写真を再び見た。由紀夫へいつ戻るのかとのメールを送った。数分後に、街へ出てこないかとのメールが返ってきた。そうして食事は、外でしようとの書き込みがあった。
四条鴨川のレストランで洋食を食べたあと、友子は由紀夫につれられてショッピングをした。銀で十字をあしらったネックレスを買ってもらった友子。それから祇園の方へ散策し、静寂な佇まいのラブホテルへ入った。このラブホテル、由紀夫のお目当ての場所だった。

ルームは洋室。ベッドがあり、肘掛椅子があり、壁面には鏡が貼られていた。友子は、この壁面に嵌めこまれた大きな鏡に、二人の姿が写っているのを見て、ちょっと面食らってしまった。男と女がルームにいて、することは何かと云うと、抱き合い裸になって交情すること。鏡は、その光景を反射させる装置だから、面食らうのである。由紀夫が友子を立ったまま抱きしめる。友子は由紀夫の腕の中で、しがみつく。そうして唇が重ねられ、友子の体が愛撫されだし、衣服が脱がされていく。パンティだけの格好にされた友子。由紀夫は、友子の腕を後ろにまわし、手首を縄で括りだした。

手首を後ろに回して縛られた友子、胸にも縄が巻かれて、天井から降ろされた滑車に括られて立ち姿になった。パンティだけの姿で立たされた友子の背後から、由紀夫が乳房を抱きしめる。正面の鏡には、友子の姿が写されて、友子は薄目で鏡を見、由紀夫は友子の縛られた姿を背後から見る。そうして由紀夫は、腰を回ってパンティの前から内部へ手を入れる。
「ぅぅうあ、あ~ん、ゆきさん~ああ~ん」
「友子、今夜はここで、ゆっくり愉しもう、ね~!」
これまでは由紀夫の家の居間や土蔵のなかでの交情だった。そうして手首を括った紐というのは、着物の帯か帯留めだった。今夜はラブホテル。ここで由紀夫は初めて麻縄で、友子を拘束したのであった。

「さあ、友子、ここからどんな風にして欲しい、どうしようかな~!」
「ぅあ~ん、ゆきさん、わたし、こんなのいやよ~あああ~ん」
「ほんとにいやなのかな~?!ええ、友子!」
「ぅあん、いじわるね~ああん~もう~好きなようにして~!」
「ふふっ、友子、じゃ~これ!」
由紀夫はそう云うなり、友子の腰のパンティを、尻から抜いて太腿の中ほどまで降ろした。
「ぅううあ~ん、ああ、こんな~!」
正面の鏡に写った自分の格好をみた友子の悲鳴にも似た羞恥の声を上げた。

由紀夫が友子を後ろから抱きついて乳房と股間を弄りだした。電車の中で痴漢が襲うようなやり方で、由紀夫は大きくなった竿を友子の臀部にすり寄せて、友子の耳元に息吹きかけて、そうして友子の体を弄った。
「ぅう、うう~ん、ああ~ん、あ、ダメ、もっとそっとして~」
由紀夫が握った乳房への力がちょっときつかった。二十歳の友子、はち切れる体を持っている。その弾力は空気をいっぱい詰め込んだゴムマリのようであった。ツンと突き出た乳房の先に、赤みを帯びた乳首があった。由紀夫の指が乳首を抓み、そうして指に力を入れる。抓んで緩めて、抓んで緩める。こうして友子の体の中へ、電気を流したような刺激を注入していくのだ。友子は、うなじが前後に揺らせて、全身の力を抜いていった。

この夜の、友子の登りつめかたは何時もとは違った。屋敷の中では、心の奥底に何かしら落ち着かない意識があったが、ラブホテルでの友子は、完全に由紀夫に身を任せたようだった。屋敷では、悶えて呻いて洩らす声、これが堪えるようなくぐもりだった。それがラブホテルでの友子は、誰にも遠慮がいらないような、開け切った気持ちに満たされたのだった。

しかし友子は、由紀夫と一緒にラブホテルへ入ることには、少し躊躇した。ラブホテルは、男と女がセックスをする密室である。男と女がセックスすることを目的に、利用する場所である。友子は、一般ホテルを利用して欲しかった。つまりセックスだけが目的だ、とは思いたくなかった。友子の意識のなかにある、高尚と下劣の区分がそうさせたのだった。

<うん~ん、ああ~ん、ゆきさん~いいわ~いい~もっと~して~!>
友子は、縛られ、吊られてたったまま、乳首をつままれ、引っ張られ、そうして右へ左へとまわされて、快感刺激を注入されて、声にはならないまま、こころで叫んでいた。
「友子~きれいだよ~ほら、お乳が、張って硬くなってきてる~!」
由紀夫は、なるべく淫らな言葉を、友子にかけてやろうと思っていた。
「もう、どんだけ濡れてきたかな~、みてあげようね~!」
<ぅううあ~いい~ああ~もっとして~もっと~>
由紀夫の指が股間を弄り、秘唇を拡げて中へ指を差し込んだ。
「うう~ん、友子~まだ、もうちょっとだな!もうちょっと濡らすには、どうしょうかね~!」

由紀夫は、友子をラブホテルへ導いて、屋敷ではできないような技で友子をいかせたい!と思っていた。ラブホテルは、男と女が情事を愉しむためにある。そう割り切って、由紀夫は牡になり切ろうと思った。友子を手首を後ろに縛ったまま、肱掛椅子に座らせた。そうして友子の股間を拡げ、膝を肘掛に括っていった。股間を左右に拡げられた友子。肱掛椅子に座って股間を拡げた友子の姿が、鏡に写っていた。
「ほ~れ、友子、みてごらん、いやらしい友子が、写ってる、ほら!」
「ううわ~ん、恥ずかしい~こんな~はずかしい~!」
友子は正面に鏡に写った自分の格好をみて、羞恥の感情に見舞われた。肱掛椅子に座って股間を拡げている自分。覆い隠すなにもない股間は、そこだけが体の異物のように思われた。セックスで、秘所を拡げることがあるのは当然だけど、自分で確認することはない。

「ほら、友子、黒い毛、それにお口がぱっくり開いて、どう~こんな姿みて、うつくしいな~友子!」
「ぅううわ~ん、ゆきさん、わたし恥ずかしい~お股、かくしてよ~!」
「ダメだめ、だめですよ~!友子は、囚われお姫さま、ここでエッチをされるんだ!」
「ぅうう~ん、ああ~そんな~ああ~ん!」
友子の心は疼く。由紀夫の言葉には否定的に応えるしかないけれど、内心は気分が昂ぶっているのを良しとする。
<ああ~どんなエッチされるんやろ~ああ~ん、どんな~>
由紀夫が手に持ったのは、ピンクのバイブレーション。友子の背後から、鏡に友子の全身が写るようにして、股間の秘唇へバイブをあてがった。

ラブホテルでの時間は、友子にとっては貴重な体験時間だった。密室のなかで由紀夫と二人だけという、落ち着いた気持ちになった。由紀夫は由紀夫で、何時もとは違った場所で、友子への愛の与え方について大胆になった。愛の姿、愛の形があるとしたら、友子と由紀夫の愛の形は、少し歪んだ形なのかも知れない。

肘掛椅子に座って股間を拡げて、バイブを挿入されたとき、友子は、体の快楽だけを求めているような気になった。男と女が共にいて、睦まじく重なり交じることを、愛ある関係のなかでは当然と思う。しかし、お遊びとして体を弄ぶように思えた友子は、一気に醒めた気分を味わった。

心にゆらめくエロスの炎、それが気持ちを怪しくさせていくのだが、友子は、こうしてエロスの炎に埋没していくことに、怖さを感じだした。底知れない心の欲求を、満たせていくセックスの形。その道筋へ立入っていく恐怖の気持ち。

友子は、由紀夫という男と共にいること。これからの生涯を共にすごしていくこと。確かに由紀夫と共にいることで、自分の夢を実現できる。ギャラリーを持ちたいという思いを実現させてくれる。としても、はたしてそれでようのだろうか、との疑問符が生じてきた。どうしたらいいんだろう!友子は、ふっとノラの行動を脳裏に描いた。

-終-


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